毛の種類と特徴
ブラシの毛にはさまざまな種類があります。まずはその特徴をご紹介します。
山羊(ヤギ)
毛先の部分が長いほど良質で、柔らかく、適度にコシがあり、まとまりが良い毛質です。メイクブラシにはよく使われるポピュラーな毛です。粉含みが良く肌にキレイにお化粧がのります。フェイス、チーク等に最適です。
イタチ
コシが強く弾力があります。発色、粉含みともに優秀でまとまりのある毛です。リップやアイライナーなどに非常に適しています。
馬(ウマ)
柔らかく、しなやかで肌触りがとても良い毛質です。発色に優れているのでチークからアイシャドウなど汎用性が高く、多くのブラシで使用されており日本人に馴染みがあります。
人工毛(PBT)
PBT (ポリブチレンテレフタレート)とはポリエステル系の樹脂です。
コシがあり、耐久性が高いブラシです。天然毛特有の動物臭が無いので、ニオイを気にせずにお化粧ができます。近年は技術が向上しており、天然毛に近い気持ちが良い肌触りになっています。
お手入れ方法
毛の種類によってお手入れ方法も異なります。そのブラシに合った方法でお手入れしましょう。
共通 |
クシかけ毛量の多いパウダーブラシやフェイスブラシ、チークブラシは、定期的にクシかけをすることでブラシが長持ちします。 |
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天然毛 |
パウダーブラシ、フェイスブラシ、チークブラシ、アイシャドウブラシ使用後、ブラシに付着している粉を振り落とし、ティッシュ等でキレイに拭きとってください。基本的に水洗いは、毛を痛める原因になりますので、なるべくお控えください。 リップブラシ使用後、ティッシュ等でキレイに拭きとってください。リップブラシにつきましては、こまめにお手入れすれば、特に洗浄は必要ありません。それでも汚れ等が気になる場合は、(上記の方法で)洗浄後十分に乾燥をさせ、ご使用ください。 |
人工毛 |
使用後、ティッシュ等でキレイに拭きとってください。リップブラシにつきましては、こまめにお手入れすれば、特に洗浄は必要ありません。それでも汚れ等が気になる場合は、(上記の方法で)洗浄後十分に乾燥をさせ、ご使用ください。 |
お手入れの疑問
- Q.なぜ漬け置き洗いはダメなの?
- 漬け置き洗いをすると、金属部分と軸部分に水が入り込み、金属の中で雑菌が繁殖します。
また、木軸が水を吸収して膨張し、塗装が剥がれる恐れがあります。 - Q.なぜ押し付け洗いはダメなの?
- 毛を押し付けて洗うと、毛先が折れて痛んでしまいます。
痛んだブラシを使用してしまうと、お肌を痛める原因にもなります。 - Q.なぜ乾燥に2~3日必要なの?
- 表面が乾いていても、毛の密集部分や根元が完全に乾いていない場合があります。
生乾き状態では雑菌が繁殖しやすく、お肌を傷める原因となります。
完全に乾いてからご使用ください。